「いつも両手で持ってた、おかしいのかな」

「舞衣がすると可愛いよ(笑)」

「男よけに一緒に遊ぶ?」

「何かそれ言うと俺らがナンパした感じになるじゃん(笑)」

「いいよ、助けてくれたし、同じ学校なら安心だし」

リカは即答だった

「武田はいいのか?俺らと遊んで」

舞衣はリカの方を見る、リカはウィンクしていた

「あっうん、滑り台滑ってただけだし、いいよ」

三人の中で遊ぶ?といいだした男子が自己紹介した

「俺達はラグビー部、6組安田信也(やすだしんや)です、隣が安西保(あんざいたもつ)2組、そして澤田哲也(さわだてつや)3組です、よろしく」

「私は香川リカ、7組です」

「武田舞衣、3組です」

「香川さんは同じ階だから見かけたことあるかも」

「そっか隣のクラスだもんね、でも体育は8組とだからごめんなさい、知らなかった」

「武田さんは少し前に哲也が雨の時送っていった子だよね」

「あっ、うん」

恥ずかしくて下を向く

「武田さん、ごめんね、ハムスターみたいとかって傷ついた?」

信也が話しかけた

「あー、恥ずかしくて、その男の人と喋るのが……慣れるまで……ごめんなさい」

「哲也とは話せるんだろ?」

「うん、澤田くんは話しかけてくれるから……自分から話すのは苦手っていうか」

「へぇ、可愛いね」

舞衣は首をふるふると横にふった

「小さくて本当に可愛いね(笑)」

「信也は軽いから気を付けてね」

保が横から話しかける
舞衣は頷いた

「ひどいなー、可愛い子を可愛いってなぜ悪い、正直と言って欲しいな、香川さんは美人だよね」

「ありがとう、でも舞衣は彼氏いるから好きにならないでね」

「へぇ彼氏とは話せるの?」

「うん」

「幼馴染みとか?」

「ううん、違うけど……」

「武田の彼氏はあの弓道の国体に出る園田誠斗だよ」

「あー、垂れ幕してある園田くん?」

「イケメンなんだよな、俺隣のクラスだから見に行ったわ、爽やか系」

「うん」

舞衣は頬を赤らめた
哲也はその姿を見て可愛いと思った

「写真撮っていい?S N S 載せたいんだけど」

信也がカメラを構えた
皆で写真をとる

「送ろうか?」

「じゃあさ、あたしのS N S にも載せていい?」

信也とリカはお互い交換していた

「ああ言って女の子の連絡先をゲットするんだよ、信也は……武田は誠斗いるからやめといたほうがいいよ」

「あ、うん、ありがと」

「泳ぎに行く?」

「あまり得意じゃないけどせっかくだから泳ごうかな」