弓道部、延長練習以外の部員の練習終わりに美月先輩が誠斗に話かける

「園田くん、今日行く?」

「はい」

「じゃあ、一緒に行きましょう」

リカが聞いていた、部活が終わり

「舞衣~」

「ん?(げっ、リカ)」

「帰ろ~」

「何呼び捨てにしてんのよ」

「あっ、彼女さんのほうがよかった?」

「はぁ、もう~いいけど別に」

二人は歩いて駅にむかう

「今日美月先輩とどっか行くって言ってた」

「どっかってはっきりわかってから言ってよ」

「だって舞衣が聞かないからじゃん、私だって誠斗と普通に話せるわけじゃないんだからね、一応自覚してるの元カノってことは……でも嫌われたくもないし……」

へぇ、そうなんだ意外、部活で誠斗にひっつきまわってるのかと思ってた
まだ好きだから嫌われたくないってことだよね、かわいいとこあるじゃん

「誠斗には不満はないからいいのよ、リカこそ一緒に帰る子いないの?」

「いないかな、電車は私一人、もう一人最初はいたけど辞めた、誠斗目当てだったから彼女いるってわかってからね」

「リカもじゃん」

「そうだけど、やってみたら面白いもん、誠斗いない間一緒に帰ってあげようか?」

「別に一人で帰れるもん」

二人は駅につく

「じゃあね、舞衣、バイバイ」

笑顔で帰っていった
なんなんだ、リカに何の変化があったのかな、不気味なんだけど……
笑うとやっぱり美人よねー、あと黙ってると……
舞衣は一人でリカを分析しながら家についた

延長練習終了後、誠斗は美月先輩と門を出る

「今日ね昼休み、教室行ったでしょ、出たところで園田くんの彼女を見たわよ」

「顔知ってるんですか?」

「私電車だから……二人で帰ってるでしょ、いつもは瑞穂と私帰ってるから違う車両に乗ってるよ」

「そうですか」

「男の子と抱き合ってたわよ」

「それはこけてたのを助けたとかじゃないですかね、よくつまずくんですよ」

「でも、こうやってね、手を回してたわよ」

誠斗の片手を取って自分の体に回す

「こんな感じで彼女さんの胸まで……そうねここらへんまで手が回ってて触ってたわよ」

誠斗の手を自分の胸に当てる

「ちょっと、やめてください、周りに人がいるので……」

「あら、じゃあ人がいなかったらいいの?」

「駄目ですけど……からかわないでくださいよ」

「ふふっ、ドキドキした?彼女モテそうね」

「モテますね、ハラハラします」