誠斗が戻ってくる

「洗濯しなきゃいけないから朝7時には帰って来なさいって、まあ部活も午前だし」

「じゃあ、いいの?」

「うん」

「ありが……キャッ」

雷が近くに落ちて停電になった

「誠斗怖い、どこ?」

「いるから」

舞衣の腕を掴む

「よかった」

二人で携帯の灯りを照らす

「すぐ点かないね」

「うん、舞衣着替えていいかな」

「持ってる?」

「うん長ジャージとTシャツあるから、少しだけ腕を離して、体も拭きたい」

「わかった、玄関に行って懐中電灯持ってくる」

舞衣は携帯の光で玄関にいき大きい懐中電灯を持ってきた

「静かだねTVついてないと、雨の音がひどいけど」

「でも、もう少ししたら雨はやむかも、電気が完全に落ちたな、俺の家の地区も停電になってる」

誠斗は携帯で停電情報を見る

「雷は遠くなってきたね」

「舞衣がまさか雷が怖いとはまた舞衣の事知ったな~」

「うん、誠斗居てくれてよかった」

舞衣は自分から誠斗にキスをした

「あの、舞衣、今の状態わかってる?」

「誠斗がいるから安心」

誠斗に抱きつく

「誠斗、ベッド行こうか」

「えっ、本気で言ってる?」

「うん、だって泊まってくれるんでしょ」

あー、そういうことね、寝る支度ってことだな
まあ恐いときにそういう気持ちにはならないか
二人は二階へあがり舞衣の部屋へいく
ベッドに二人は横になり誠斗は朝6時に携帯の目覚ましを設定した

「誠斗はいつも何時に寝るの?」

「遅くて1時かな0時には布団に入るようにしてる」

「私は11時くらいかなー」

舞衣は誠斗の首に腕を回す

「ねえ、リカって子とはどのくらい付き合ったの?」

「中二のバレンタインに告白されて付き合ったから5ヶ月かな」

「今の舞衣達と同じくらいだね、その……リカさんとは……」

「あぁ、つきあい方ってこと?」

舞衣は誠斗の胸に頭を引っ付けた

「中学だったから軽くキスしてただけだよ、ヤキモチやく?」

「ちょっとだけ、でももう大丈夫」

舞衣からキスをした


「ねえ、誠斗……もしかして我慢させちゃってる?」

「我慢?」

「いつも帰りにキスだけっていう状態のこと」

「我慢はしてないよ、舞衣のこと大事にしたいし、二人とも部活あるしさ、まだキスだけでもドキドキするよ」

「今二人きりでも?」

「そりゃ舞衣がいいなら先に進みたいけど今は怖いんだろ?」