「舞衣、怪我したって?先生から連絡もらって……」

「お邪魔してます」

誠斗は舞衣の足を冷やしながら挨拶した

「車椅子が当たっちゃって、学校まで迎えにきてくれたの」

「園田誠斗といいます、舞衣さんとお付きあいさせていただいてます」

「わざわざありがとう」

「いえ、じゃあ、俺帰るよ、お母さん帰ってきたから大丈夫だな」

「うん、ありがとう、また明日ね」

誠斗は帰っていった

「歩けるの?」

「多分……冷やしてみて朝の状態次第かな、明日は部活は休むよ」

「試合近いんだから気を付けてね」

「はーい」

次の日母は玄関から外に出ると誠斗が立っていた

「おはようございます」

「おはよう」

「いってきまーす」

誠斗は頭をぺこりと下げ舞衣と手をつなぐ

(いつもきてくれてたのね、知らなかったわ、舞衣も話してくれないし)


教室に二人で入る

「舞衣、足どう?」

「うん大丈夫よ、昨日ありがとね」

舞衣は昨日のお礼を言ってまわった
誠斗も男子にお礼をいい

「大丈夫そうだな、県大会近いから心配したけど」

澤田がほっとしていた

「昨日ありがとな」

「いや、誠斗が来なかったら俺、電車だから送って行こうと思ってたけど、よかったよ」

澤田は舞衣の方を見ていた

放課後、佐知と帰る

「佐知と帰れるなんて初めてだね」

「いつも園田に取られてるからね(笑)」

「佐知も同じ時間の電車にすればいいのに」

「お邪魔ですから(笑)どっか寄る?」

「服見たい、最近下着がきつくて……」

「舞衣は少しふっくらしたよね」

「だから服もキツくて」

二人で店に入る
下着コーナーへ

「店員さんに測ってもらえば?」

「そうだね、すいませーん」

試着室に入った舞衣、出てくると

「ごゆっくり」

と店員は離れていった

「どうだった?」

「成長していた、Dだった、あたしB着けてたから、一枚だけ買って後はお母さんに買ってもらおうっと」

「明日から夏服だよ、園田じゃないけど楽しみだな舞衣の夏服姿、勝負下着買わないと、あっ、もう持ってるか」

「そんなの持ってないよ、もう佐知ったらからかわないでよ」

「舞衣の胸見たら園田だって我慢できないって~」

「誠斗はそんなことないって」

「男だよ、それに元カノもいたんだからわかんないじゃん」

そうかなー、勝負下着ね、可愛い下着をつい選んでしまった

朝、

「舞衣夏服かわいいね」

「変じゃないかな?」

「みんなの視線が舞衣にいくのが心配……」

「舞衣、太ったよね?」

「ま、舞衣が太ったなんて体はみてないからちょっとわからないよ」

誠斗は照れた