あらすじ
高校二年生の広瀬康平は家族から愛されずに育った。
康平が浜崎勇也と出会ったのは、高校に入ってすぐだった。
 クラスメイトの勇也は、誰にも心を開かない康平へ声をかけ続けた。そこに、勇也の幼馴染で同級生の川口朱美が加わった。
 康平は勇也と朱美だけに心を開いていき、親友になった。
 そして、康平は朱美に恋をした。
 夏休み。康平が一人暮らしするマンションに勇也が訪れた。カメラ小僧の勇也は初めてカメラなしで康平の部屋に入った。その姿に康平は違和感を覚えた。
 勇也は康平に朱美へ告白しろと告げた。
 その言葉に後押しされ、康平は少しだけ朱美との距離を縮めることに成功した。
 その矢先、勇也が事故で亡くなる。
 勇也が病院に運ばれていた時間、勇也は康平のマンションにいたため、二人は混乱した。
 康平は朱美とともに悲しみに暮れ、泣いた。
 康平の前に勇也が現れた。朱美にも現れた。
 二人の心に少しだけ明かりが差し込んだ。以上