「愛弓ちゃん、どうぞ」
妊婦健診のために訪れた美樹おばさんのクリニック。
もうすぐ臨月の愛弓ちゃんも診察を受ける。
「樹里亜さんは、初めての妊娠よね?」
愛弓ちゃんの受診を待っている間、付き添いのみのりさんが訊く。
「ええ、初めてです」
答えたっきり、会話が止まった。
結構デリケートな話だけに、私もどこまで話していいのか分からないし、みのりさんも遠慮している感じ。
バタンッ。
診察室のドアを開けて、美樹おばさんが顔を出す。
「みのり、愛弓ちゃんの貧血が進んでるみたいだけど、食事には気をつけてよ。それに、腹帯。安定のためにもつけた方がいいから」
「はい」
みのりさんはなにやらメモを取りながら、頷いた。
「次、樹里亜入って」
私も愛弓ちゃん同様、美樹おばさんの診察を受ける。
妊婦健診のために訪れた美樹おばさんのクリニック。
もうすぐ臨月の愛弓ちゃんも診察を受ける。
「樹里亜さんは、初めての妊娠よね?」
愛弓ちゃんの受診を待っている間、付き添いのみのりさんが訊く。
「ええ、初めてです」
答えたっきり、会話が止まった。
結構デリケートな話だけに、私もどこまで話していいのか分からないし、みのりさんも遠慮している感じ。
バタンッ。
診察室のドアを開けて、美樹おばさんが顔を出す。
「みのり、愛弓ちゃんの貧血が進んでるみたいだけど、食事には気をつけてよ。それに、腹帯。安定のためにもつけた方がいいから」
「はい」
みのりさんはなにやらメモを取りながら、頷いた。
「次、樹里亜入って」
私も愛弓ちゃん同様、美樹おばさんの診察を受ける。