サワを真似て髪の毛も短くした。スカートは基本はかず、スボンに執着した。男の子っぽい服ばかり集めた。わたしの変貌に母親が眉根を寄せていることは気づいていたが、敢えて相手にしなかった。

 もちろんそれは私服での話だ。中学ではセーラー服を着るしかなかった。だから学校ではわたしはチグハグだ。怪訝に思われ、周囲から噂されていることも知っている。極端に髪の毛が短い男子みたいな女子生徒が、イケメン男子の隣にいつもひっついている。

 谷口君と付き合っているの? そう聞かれたことは数しれず。でも、その度にわたしは首を横に振っていた。違うよ、ただの親友。ふーん、ホントに? ホントにホント。あいつとの間には友情しかない。