日頃溜まった両親の鬱憤を口にし、学校のクラスメイトの話から、塾の話になった。

「塾と言えばさ、帰宅する途中に、駄菓子屋があるんだけど、最近、そこに不良たちが固まってて怖いんだ」

 最近のお気に入りの抹茶ラテを一口すすって、ぼくは対面しているサワに言った。

「あぁ、あそこな」

 小学校体の時、通学路沿いに駄菓子屋があった。サワも小学が同じだけに、その店のことは知っている。