「えぇ、ダメだよぉ。男なんておこちゃまだから相手にすることないって。都合のいい時だけ甘えてくるし、そのくせすぐ浮気するし。部屋も散らかすわ、そのくせ片付けもしないわでいいことないって」
恋愛の話をしていたはずなのに――突然、男をディスり始めたことに、風向きが変わったような気がした。
「わたし、中学の時のアヤの感じ、いいなぁと思ってたんだ、実は。BLマンガに出てくるキャラクターみたいでさ、ドキドキした」
わたしを見る由麻の目に熱がこもっている。おかしいおかしいおかしい、何かがおかしい。
恋愛の話をしていたはずなのに――突然、男をディスり始めたことに、風向きが変わったような気がした。
「わたし、中学の時のアヤの感じ、いいなぁと思ってたんだ、実は。BLマンガに出てくるキャラクターみたいでさ、ドキドキした」
わたしを見る由麻の目に熱がこもっている。おかしいおかしいおかしい、何かがおかしい。