リョウちゃんと園田くんと私でバーベキューの具材を串に刺していき、残りの二人がバーベキューで使う火をおこしていた。
何だかいろいろ完璧にできそうな雰囲気を持ってるのに、意外とリョウちゃんは不器用みたいだ。
目の前の二人のやり取りが漫才みたいで、思わずふふっと笑ってしまう。
「お前がそんなだから、梶原さんに笑われてるぞ」
ハッと上げられたリョウちゃんの顔には焦りが出ている。リョウちゃんの持つイメージとは不釣り合いな姿が可愛い。
「リョウちゃん、貸して」
私はリョウちゃんが手こずっている串をもらうと、肉と野菜を交互に刺して渡す。
「こんな感じかな。スカスカだと物足りないし、刺しすぎると食べにくくなっちゃうから」
「ありがとう。なんかごめんな、格好悪いところ見せちゃって」
「ううん、そんなことないよ。リョウちゃんのことをもっと知ることができて嬉しい」
リョウちゃんは何を言うでもなく私から目をそらしてしまった。
でも、その頬が赤く染まっているのに気づいたから、余計にきゅんとする。
「ヒューヒュー。お熱いですね。じゃあお邪魔虫の俺は、火おこしの方が苦戦してるみたいだから、そっちの助っ人に行くかな」
「えっ!? あ……、なんかすみません」
そんなリョウちゃんに、園田くんは再びバシッとリョウちゃんの背中を叩いた。
何だかいろいろ完璧にできそうな雰囲気を持ってるのに、意外とリョウちゃんは不器用みたいだ。
目の前の二人のやり取りが漫才みたいで、思わずふふっと笑ってしまう。
「お前がそんなだから、梶原さんに笑われてるぞ」
ハッと上げられたリョウちゃんの顔には焦りが出ている。リョウちゃんの持つイメージとは不釣り合いな姿が可愛い。
「リョウちゃん、貸して」
私はリョウちゃんが手こずっている串をもらうと、肉と野菜を交互に刺して渡す。
「こんな感じかな。スカスカだと物足りないし、刺しすぎると食べにくくなっちゃうから」
「ありがとう。なんかごめんな、格好悪いところ見せちゃって」
「ううん、そんなことないよ。リョウちゃんのことをもっと知ることができて嬉しい」
リョウちゃんは何を言うでもなく私から目をそらしてしまった。
でも、その頬が赤く染まっているのに気づいたから、余計にきゅんとする。
「ヒューヒュー。お熱いですね。じゃあお邪魔虫の俺は、火おこしの方が苦戦してるみたいだから、そっちの助っ人に行くかな」
「えっ!? あ……、なんかすみません」
そんなリョウちゃんに、園田くんは再びバシッとリョウちゃんの背中を叩いた。