この時期は、幼稚園も夏休み。
小学校でもクラブ活動やらで夏休みでも学校に誰かいるし、何となく幼稚園も誰かいるような気がしていた。しかし、それは間違いだったようだ。
ちょっと中に入らせてもらえたらいいんだけど……。
迷惑承知で門外のインターフォンを押してみるけれど、誰も出る気配もない。
「ごめん。誰もいないみたい」
さすがに勝手に入るのは、いくらここの卒園生であっても、不法侵入罪になってしまうだろう。
「ううん、仕方ないよ。また日を改めよう?」
さっき公園に入ったところで何も思い出せなかったのだから、幼稚園に入れてもらえたところで、何も変わらなかったのかもしれない。
だけど、ここには何か得るものがあったかもしれないと思うと、未練が残る。
まぁそれこそ花穂の言う通り、日を改めればいいだけの話なのだが。
「そうだな。せっかくだし、園庭の周りをぐるっと見て行こうか」
園庭の周りの道路を花穂と歩く。
フェンス越しに見える二階建ての可愛らしい校舎とカラフルな遊具が見える。
小学校でもクラブ活動やらで夏休みでも学校に誰かいるし、何となく幼稚園も誰かいるような気がしていた。しかし、それは間違いだったようだ。
ちょっと中に入らせてもらえたらいいんだけど……。
迷惑承知で門外のインターフォンを押してみるけれど、誰も出る気配もない。
「ごめん。誰もいないみたい」
さすがに勝手に入るのは、いくらここの卒園生であっても、不法侵入罪になってしまうだろう。
「ううん、仕方ないよ。また日を改めよう?」
さっき公園に入ったところで何も思い出せなかったのだから、幼稚園に入れてもらえたところで、何も変わらなかったのかもしれない。
だけど、ここには何か得るものがあったかもしれないと思うと、未練が残る。
まぁそれこそ花穂の言う通り、日を改めればいいだけの話なのだが。
「そうだな。せっかくだし、園庭の周りをぐるっと見て行こうか」
園庭の周りの道路を花穂と歩く。
フェンス越しに見える二階建ての可愛らしい校舎とカラフルな遊具が見える。