田舎の高校に通う律と詩は幼なじみ。朝が弱い詩の為に律は毎朝彼女の自宅に出向きモーニングコールを欠かさない。詩はきまって“キス”での目覚ましを要求する。
彼女に想いを寄せる律は高校最後の夏休みをむかえる。村の夏祭りの夜、律はついに詩に想いを告白した。なぜか答えをもらえないままその夜は過ぎ、律は振られたと思い込む。しかし、彼女には彼女なりの思いと考えがあった。
ギクシャクした関係に耐えきれず、律は告白を忘れて欲しいと提案する。詩もそれを受け入れた。元の関係に戻れると思った矢先、詩は交通事故に巻き込まれて意識不明に。後悔と不安に苛まれながらも律は入院中の彼女を訪ね、“キス”のモーニングコールを続けた。一ヶ月後、詩は意識を取り戻し、二人の想いはようやく一つになる。
詩の補習が終了するのを図書室で待つ律は居眠りをしてしまう。その場に現れた彼女は律にキスをして「目覚めのキスを君に」と笑うのだ。