(疲れたー。演劇良かったなぁ。橋本さん達も褒めてくれたし。)
さーて!さっさと帰って・・・・・・。
楽屋の扉を開けると、そこには首を刺されて死んでいる自分自身の姿があった。
え・・・・・?あたし・・・・・・?
でも、あたしは生きてて舞台にも立って・・・・・・。
あぁ、そっか・・・・・・。
あの時、死んだのは莉亜じゃない。
あたし自身だったんだ。
あたしが、自分の首をガラスの破片で刺したのか・・・・・・。
そのとき、あたしの体が透けってっているのに気がついた。
あたし、死んだんだ・・・・・・。
視界が白んでいくのが見えた。