「どうでもいいが、お前、昔はいいガタイしてたのに、なんで、そんなヒョロヒョロなんだ?」
と利樹は二式野に訊いていた。
「お前の言っていることは、やっぱり、さっぱりわからないが……。
なにか、身体を鍛えたら、よくないことが起こる気がしてたんだ、ずっと」
おそらく、軍隊時代を思い出すからだろうな、と思って真生は聞いていた。
そのまま、二人は仲良く話しながら行ってしまう。
「あれ、警察に突き出さなくていいのか……?」
一応、放火魔だろ、といつの間にか横に立っていた斗真が言う。
「さあ……」
と呟き、真生もただ二人を見送った。
と利樹は二式野に訊いていた。
「お前の言っていることは、やっぱり、さっぱりわからないが……。
なにか、身体を鍛えたら、よくないことが起こる気がしてたんだ、ずっと」
おそらく、軍隊時代を思い出すからだろうな、と思って真生は聞いていた。
そのまま、二人は仲良く話しながら行ってしまう。
「あれ、警察に突き出さなくていいのか……?」
一応、放火魔だろ、といつの間にか横に立っていた斗真が言う。
「さあ……」
と呟き、真生もただ二人を見送った。