「え……いや、だって今日会ったばかりだよ?」

「そんなのカンケーないじゃん。好きになっちゃったもんはしょうがないの」


ひるむことなく彼女はにっこりと笑って言い放つ。だが、その表情に少し照れも見られるのがわかった。


「だから……考えといてね!」


そう言って、奈美は教室を飛び出していく。


いや……ちょっとマテ。そんなことできるわけない。

だって、だって…………私女の子なんだからー!!!!