気が利く彼女が……人気者の彼が……好きなんです



和翔は先に家に帰って制服のままシュートの練習をしていた

「メニューこなす?」

「飯の支度は?」

「うん?肉焼くだけだけど、今日お父さん遅いし」

「肉以外は?」

「……レタスかな~」

「なんだよ、じゃあやるよ、着替えてくる」



二人は練習を始めた

莉乃は帰りに和翔の家に寄ったが真剣に練習しているのが外から見えたので何も言わず家に帰った

「おかえり、莉乃」

「ただいま」

「今週土曜日慶ちゃんとことで飲み会するから」

「えっ」

「どうしたの?二人がインフルかかるから延びてたのよ」

「そう、わかった」

莉乃は部屋に上がった

バレンタインは週末にあげようかな

買ってきたチョコの袋をじっと見る

あっ和くんのお父さんにもあげよう

土曜日買いに行こう



次の日から穂乃が復活したので莉乃は穂乃と話ながら登下校をした



土曜日の部活終わり穂乃と和翔は駅でおりたが莉乃はそのまま乗って街に出ていった

「和翔、鈍感な私でもわかるよ、何で二人話さないの?」

「さあ、何でだろーな」

駅の外に出ると智津がいた

「莉乃がいるならわかるけど、何で穂乃といるのよ」

「いつも三人で帰ってるし、莉乃は今日用事があって街にでたからいないんだよ、智津こそ何でいるの?」

穂乃の問いかけに無視をして智津は和翔に話しかける

「和翔、これ少し早いけどバレンタインのチョコレート」

「いいよ、お返しできないし都合よく会わないから、なんで待ってんだよ」

「お返しはいいから受けとってよ、チョコレートに罪はないし……美味しいよ」

「穂乃このチョコレートこの間食べた、美味しかったよ、和翔」

「穂乃は関係ないでしょ」

「智津だって和翔と別れてるのに何であげるの?」

「いいでしょ」

「和翔いらないなら穂乃が欲しい、チョコレートに罪はないんでしょ、この間莉乃とチョコ買いにいって自分用も買ってこのチョコ一緒に莉乃と食べたんだよ、超美味しかったから」

「ん?いつ行ったんだ?お前ら休んでたじゃん」

「インフル前に……土曜の夜二人で買いに行った」

「土曜の夜?」

和翔は携帯を出して智津からのメールを開いた

「じゃあこの日か?」

和翔が穂乃に写真みせる

「そう、莉乃捻挫してね幸平くんに送ってもらったの、多分うちらが人混みからインフルもらったんじゃないかなー、幸平くんには悪いことしたな、うん」

「智津」

「知らないよ、私は事情はわからないもん」

「それでチョコは?穂乃にくれるの?」

「あげないわよ」

「じゃあ穂乃は帰るね~」

和翔と智津は二人になった

「はぁ、なんでこんな写真送ってきたんだ?」

「だって仲良さそうだったし、二人がうまくいけばいいと思ったんだもん」

「もう勘弁してくれよ、正直言うとそういう束縛が嫌だったんだよ、お前に気持ちはないごめん、チョコも受け取れない」