気が利く彼女が……人気者の彼が……好きなんです



絵里と合流する

「莉乃ね、捻挫したらしいよ、穂乃が言ってた」

「捻挫?昨日俺と別れてからってことか?」

「詳しくは知らないんだけど穂乃も先輩待ってるからって急いで帰っていったからさ」

「何で俺が理由知らないで内谷が知ってんだよ」

「それは知らないよ、莉乃の家に寄ってみれば?」

「まあ寄ってみる」

和翔は莉乃の家を訪ねたが留守だった


(車が二台ともない、理人の野球か何かか?)


和翔は家に帰って母親のメニュー練習を始める

「莉乃ちゃんは?」

「知らね、部活も休んでた」

「今週飲もうと思ってたのに、都ちゃんに聞いてみよっと」

「車なかったぜ」

「そう、じゃあ夜連絡しよ」

母親の指導は夜まで続いた

和翔がお風呂から出てくると母親に呼び止められる

「莉乃ちゃんねインフルエンザだって、家族にうつってたらいけないから今週はやめとくって、さっき病院から戻ってきたらしいよ」

「はあ?俺と練習試合の時一緒にいてうつらなかったのに何で幸平と一緒にかかってんだよあいつは……」

「幸平関係ないでしょ?」

「昨日の夜、幸平といたって友達からメール来たんだよ、写真付きで、腕組んでて」

「そういう意地悪する子のことは信じなさんな」

「幸平今日インフルエンザで休んでたし、昨日俺と別れて幸平と会ってて二人でインフルエンザって完全にどっちかじゃん」

「莉乃ちゃんを、信じないと」

「昨日電話しても出なかったしどう信じるんだよ、話せてないのに、帰りも寄ったのに」

「落ち着きなさい、タイミングでしょ」

「なんだ和翔大きな声だして」

父親が部屋から出てきた

「何でもないよ」

二階へ上がっていった

携帯に莉乃からインフルエンザになったから今週休むねとメールが入っていた

「くそっ、何で幸平と……」



確かに二人は仲がいい、同じクラスだし
バスケ部の中でも莉乃はよく話すのは幸平だ
捻挫は?もう話がごちゃごちゃだよ全く
莉乃が何か言ってくるまでほっておこう
考えるの面倒くさい……





次の日電車で篤志と合流した

「おっす、また一人か?内谷は?」

「会ってねえよ、莉乃はインフルエンザだよ」

「幸平と一緒じゃん、クラスで流行ってるんかな?」

「幸平の名前出すな」

「何だよ、朝から機嫌悪いな高島いないからか?」

「関係ねえ」

絵里が乗ってくる

「おはよー莉乃インフルエンザだってね、穂乃も今日熱出たらしいよ、インフルエンザ怪しいね」