気が利く彼女が……人気者の彼が……好きなんです



三試合目が始まった

青雲はレギュラー陣を休ませ控え選手を出してきた

莉乃は和翔の隣に座った

「尾崎くん出てきたね」

「ああ、二試合目に一年が二人入ってたんだよ尾崎もここで使ってもらえるんなら頑張ってるんだな」

「そうだね、来年はライバルとして……強敵だよ」

「そうだな練習量は青雲が圧倒的に多いからな」

三試合目も岡島高校の勝利だった

両高は挨拶をして青雲を見送った

「和翔、またな」

尾崎は手を振ってバスに乗って帰っていった

和翔と莉乃と穂乃は二階から下りてきた同級生と話す

「あれ、悟(さとる)練習は?」

「水田はね、試合が見たくてサボったんだってー」

咲季がしゃべる

「だって見たかったし」

「悪いな絶好調の俺が見れなくて、練習試合でもするか?」

「俺らの代になってからしようぜ今は俺も出れないし、尾崎も頑張ってたな」

「だな(笑)」

「また連絡するよ」

「莉乃、穂乃もお疲れ様」

「穂乃は疲れたよ~男子人いないからさ~和翔使えないし」

「相変わらずだね穂乃は(笑)」

「莉乃、またゆっくり会おうね」

「うん、見に来てくれてありがとう」

五人は帰っていった



「和翔、帰るよ」

「はい、莉乃、じゃあまた連絡するな」

「うん、気を付けて」

和翔は母親に連れて帰られ他の部員は片付けにとりかかる


莉乃がモップをかけていると幸平が隣にモップを持って一緒にかけ始める

「今日助かった、女子のサポート」

「そう、よかったお役に立てて(笑)」

「和翔が怒ること今まであった?」

「……ないかな、お母さんには結構ポンポン何でも言ってるみたいだけど私には怒ったのは初めてかも……知られたくなかったんだろうね、でも幸平くんが二人にしてくれたから少し落ち着いて謝ってくれたよ」

「そっか、よかった」

「今日疲れたでしょ?」

「めっちゃ疲れた(笑)只の練習ならともかく試合はなー、それも青雲だし和翔の方がみんなをまとめれるのに……」

「そんなことないよ、よく頑張ってたし向いてるよ、中学でもキャプテンしてたんでしょ?」

「うん、でもやっぱり違う、高島みたいにもっと周りみなきゃだし、マネージャーいると助かるな(笑)」

「今日だけなんだからね(笑)」

二人は片付けを終えて全員解散となった