気が利く彼女が……人気者の彼が……好きなんです



青雲との練習試合の日


岡島高校の部員は会場の準備を始める

莉乃はいつものようにテキパキとこなし
幸平の指示のもとタオルや飲み物の準備をする

会場には同級生の咲季と智津と亜友もすでに来ていて上から見学していた

幸平と莉乃が楽しそうに準備をしているのを見ると智津はなんともいえない気分だった



和翔と仲がいいのを見るのも嫌だけど和翔がいるのに他の男子と仲良さそうにしてるのも何かムカつく




幸平以外の五人はストレッチをしていた

「穂乃は相変わらずスローだね」

相変わらずのマイペースで歩きながら得点ボードを出してくる

「高島可愛くなってるじゃん」

水田が言う

「本当だ筋肉ついて少しふっくらしてるな、何かちょっとエロくない?」

もう一人の男子、島崎も話す

「やめてよ男子~、ジャージなのにわかんないでしょ」

「わかるよなー、雰囲気とか色気というか胸はあるのはわかるぜ(笑)」

「内谷は美人だけど体型はあまり変わってないよな」

「部活女子やっぱいいわ」


「もう男子は好き放題言ってさー」



幸平は莉乃とスコアブックを見ていた

「誰がつける?」

「静香と私が交代でつける、穂乃と絵里はタオルと水分、得点と審判は先生に青雲にお願いしてもらうように言ってる」

「サンキュー、じゃあ頼んだ」

「頑張って」

二人はハイタッチして離れる


あの二人がつきあってるみたいじゃん、和翔と全然話さないし……


「莉乃はあの子と仲がいいのかな?松島と話さないよね、他の子とは話してるけど」


ほら咲季も言ってるし


「でも本人が付き合ってるって言ったんだから、只部員がみんな仲がいいんじゃないのか?」

「他の女子も普通に男子と話してるし、俺の高校もこんなに女子と仲がよかったらなー」

「お前部活は?」

「休んだ、こんな試合中々見れないし(笑)」

「おっ青雲のお出ましだ、尾崎はいるか?」

「いた後ろのほうに(笑)」

「人数は凄いな20人はいるか」

「尾崎が言うにはまだ部員はいるらしいぞ」

「さすがだな」

二階も岡島高校の見学者が増えてきた

「こんにちは」

「あっ、和翔のお母さん、この間はありがとうございました」

水田が代表でお礼を言う、みんなが頭を下げた

「見にきてくれたのね、楽しんで見てね」

和翔の母親は奥へ入っていった

「お願いしまーす」

体育館入り口で両高校が挨拶をする