和翔がジュースとピザを持って戻ってくる

「お待たせ~」

「おっピザだやった!」

「お前らの為に帰りに注文してきたんだからな、食おうぜ」

みんなでピザを食べ中学時代の思い出に浸り全国大会の話で盛り上がり莉乃の話がでることはなかった


次の日普段通り和翔は迎えに来てくれた

「おはよ莉乃」

「おはよう」

駅までの間昨日の話を楽しそうに話していた

智津の話題は出なかったがみんなが会いたかったといってたことを聞く

「篤志、今月青雲と練習試合あるかもだって」

「マジか~やりてえよな」

「今月って二年生ってスキー合宿があることない?」

絵里が話す

「先輩達いなくても大丈夫だよな、和翔」

「日がはっきりわからないけど先輩はいてほしいよ、中学の友達が見にきたいっていってた」

「女子は休みかな?莉乃……莉乃?」

「ん?何か言った?」

「聞いてなかったの?体調良くない?」

「大丈夫ちょっと眠くてぼーっとしてた何?」

「男子が練習試合あるかもだって」

「そう、見に行こうね」



部活終わって絵里の駅で二人はいつものように下りる

「篤志、莉乃達ケンカでもしてるのかな?」

「でもケンカしてたら一緒にこないんじゃないか?」

「昨日は一緒じゃなかったでしょ、今日もあまり話してないし」

「昨日は和翔は朝寝坊して帰りは朝言ってた中学の友達が遊びにくるからお母さんに乗せて帰ってもらうから急いで帰っていったからケンカはしてないんじゃないか?和翔からも聞いてないぞ」

「それならいいけど」




新学期が始まった

男子は冬休み後の練習予定表をもらうと1月最後の土曜日に青雲との練習試合が入っていた

二年生はスキー合宿の日だった

部活帰り

「やっぱりスキー合宿とダブったな」

「女子は先輩もいないし休みだったけど男子の手伝いをしてくれっていってた、マネージャーみたいなこと?男子も人数ギリギリだからスコアとか得点ボード、飲み物とかタオルその他色々雑用」

「女子マネージャーかー、いい響きだな(笑)」

「莉乃がいてくれたらばっちりだよ」

「そんなことないよ」

「でも、マジ助かる、バスケのことだけに集中できるし、莉乃頼んだぞ」

「はい」

「先輩いなかったら仮のキャプテンは誰がするの?やっぱ松島?」

「幸平じゃないかな?」

「多分そうだろうな」

「和くんかと私も思った」

「幸平も中学の時キャプテンしてたし最近先輩にも信頼されてるしな」