「まあ確かに今男子の練習ハードだよね、同じ時間なのに……」

「みんな経験者だからやることがわかってるからな先輩より先に並んで練習してるし」

「活気があっていいね」



和翔の携帯に連絡入る

「莉乃にヘルプだって、行こうか」

二人は立ち上がって歩いていく

「歩けるか?神社に来て欲しいって、階段大丈夫か?」

「うん大丈夫」

二人は階段を上がっていく

「和翔、こっち」

木の陰から篤志が呼ぶ

「高島頼む」

莉乃は少し奥に入っていった

「莉乃、浴衣直して」

「はいはい」



少し離れたところで男二人は待っていた

「お前は加減ってことを知らないのか?」

「いや~いいシチュエーションで燃えてしまって」

篤志は頭をかいた

「アレ持ってたのかよ」

「いつも、財布にいれてある、要るときは言えよな」

「いや、俺らはお前みたいにどこでもしないから(笑)莉乃いなかったらどうすんだよ」

「高島がいたからシタんだよ」

絵里は浴衣を直して奥から出てきた

「じゃあ、帰るか」



駅で篤志と別れて三人は莉乃の家へ

「ただいまー」

「理人、帰ったぞ、起きてるかな」

「夏休みだから起きてるはず」

「おかえり、絵里ちゃん着替えたら送ってあげるわ」

「すいません」

「和くんに送ってもらおうと思ってついてきてもらったのに」

理人が降りてくる、着替える間二人はリビングで話していた

「じゃあ莉乃また明日ね」

「うん、明日ね」

「じゃあ俺も帰るよ」

「うん、またね」




次の日莉乃はお弁当を詰めていた

「よし、できた、りーくんこれお母さんとりーくんのお昼ね、ねえねは和くんにお昼持っていくからもう少ししたら出るからね、お母さん帰るまで留守番しててね」

「はーい」

和翔の家につくと庭でボールをつく音がしていた

「莉乃もする?」

「私は帰ってからにする、着替え1日しか持ってきてないもん、あっ洗濯しとこうか?」

「あーじゃあ頼む」

莉乃は洗濯物を見る

「何、このTシャツの数、一日に何枚替えてるんだろう(笑)本当に練習好きだな」

洗濯機を回して庭に戻る

「ねぇ、一日に何枚替えてるの?」

「4枚か5枚かな」

和翔はどんどんシュートを決めていく

「3pシュートのフォームも変えたんだね」

「おっ気づいたか(笑)、今日おごっちゃる」

「やった~(笑)」

和翔は練習を止めてシャワーを浴びにいく

莉乃はダイニングに書いてある練習メニューを見る

「すごい、私のとまた別メニューだ」

和翔はシャワーから出てきて冷蔵庫から飲み物を出して飲む

「しっかり部活休みの2日分のメニューもきちんと書いてある」

「予定はちゃんと行っとかないとこうなる」

「遊びに行くのやめる?」

「大丈夫、ちゃんとこなせるよ」

洗濯機が止まる音がした

「洗濯物干してくるね」