試合終わり駅に向かって十人で歩く

「先輩達泣いてたなー」

「引退だもんな」

「明日休みになったな」

「体育館とってみようか?」

「やりたいな、今日も動いてないし」

「わかったまた連絡する、女子はどうする?」

「とりあえずとれたら連絡して」

和翔達三人は駅で降りた、穂乃と別れ二人で帰る

「男子って熱心だね」

「そうなんだよ、先輩が四人しかいないからみんなレギュラー目指そうとやる気満々でさ、全員そこそこ上手いしライバルだらけだよ」

「女子も四人だから、頑張りたいな……あっごめんお母さんから電話」

莉乃は携帯をひらく

「もしもし、莉乃、ごめん二人とも飲んじゃった」

「えー」

「泊まるから適当に食べて、朝こっち出るから」

「はーい」

電話をきる

「今日法事だったんだけど二人とも飲んだから泊まるって、冷蔵庫なんかあったかな~」

「買い物行くか?」

「うーん、見てからにする、今日ずっと立ってたから足だるいし」

「電車でも立ってたな」

「鍛えようと思ってつま先立ちとかしてた(笑)」

「急にするなよ、マッサージしてやろうか?」

「寝たら治るよ」

「足軽くなるぞ」

「ほんとに?じゃあお願いしようかな」

莉乃の家につく

「ただいま、あっくせで言っちゃった(笑)」

「おかえり~(笑)」

莉乃は冷蔵庫を見る

「松島くん、食べて帰る?」

「何かできるの?」

「簡単だけど親子丼」

「食べる、連絡いれる」

和翔は母親に連絡を入れ、明日の体育館使用状況を連絡してもらうように手配した

すぐ返事は返ってきて4時から空いてるので男子部員に連絡をいれる

「4時からで、女子に回して」

「わかった」

男子は全員参加、女子は穂乃を除いた三人参加となった

「シャワーしてくる?あっためたほうがいいんだけど」

「いいの?」

「うん」

「じゃあテレビでも見てて」

莉乃は着替えをもってシャワーを浴びにいった

浴室から出てくると和翔は携帯を見ていた

「お待たせ」

「ああ、一年でトークしてた(笑)」

「仲もいいんだ」

「篤志が変な写真送ってくるからみんなディスってる(笑)」

「見せて」

「これは女子は見ないほうがいい」

「え~」

「9人で頑張っていこうぜって」

「一応部員なんだから10人にしてくれるかな」

「訂正しとく、一応10人って(笑)
仰向けで膝立てて」

「あっ、はい」