「まだ何もそういうことは言ってないけど……よく寝たからじゃないかなー、ごちそうさま」

洗面所にいって支度を済まして二階にあがった

「お待たせ」

和翔は制服に着替え始めた

「ちょっと着替えるなら言ってよ、外にでてるから」

「いいよ、見られて減るもんじゃないし、裸になるんじゃないんだから」

「裸じゃん」

「上だけだろ?下はパンツ履いてる」

莉乃は恥ずかしくて壁のほうを向いた

「準備できたら言ってね」


和翔は後ろから莉乃に近づく、和翔の手が後ろから莉乃の胸を掴む


「びっくりするでしょ、何で触るの」

「気持ちいいから、ん?何かいい匂いする」

「パウダーシートでさっき身体拭いたから」

「お前……胸あるな」

背の高い和翔はしっかりと胸の揺れが見える

「やばい、いい、はまりそう、俺おっぱいフェチだったのかな」

「知らないよ」

和翔は激しく揉み、莉乃の首筋にキスをした

「……っ」


「あー、時間切れ、出よう」

「もう、エッチ」

莉乃はほっぺたをふくらませた

「男はスケベだからな(笑)」


「いってきまーす」

「お邪魔しました」

「はい、頑張っておいで、都ちゃんによろしく
~」

二人は歩き出す

「都ちゃんて……」

「お母さんの名前」

「めっちゃ仲良くなってんじゃん(笑)」


莉乃の家につく

「ただいま」

「おかえり、和翔くんどうぞ」

「あっいえ玄関でいいです」

「着替えてくる」

莉乃は二階へ上がっていく

「昨日はありがとう」

「いえ、俺もすみません、寝てしまって」

「二人ともかわいかったわよ(笑)」

莉乃が降りてきた

「いってきまーす」

「いってらっしゃい」


二人は駅に着く

「午前の練習ってこの時間?」

「うん」

「俺もだけど着いたらすぐ右にいって一番最後の車両に乗ってた」

「私は一番前」

和翔は莉乃について一番前に乗った

途中で絵里が乗ってくる

「おはよ」

「おはよ、あれ松島と一緒だったんだ」

「うん、いつも一番後ろにいたんだって」

「駅入る前に会ったから、今まで知らなかった」

電車から三人が降りる

後ろから篤志が走ってくる

「和翔~」

「あっ、篤志のことすっかり忘れてた(笑)」

「お前いねえから休みかと思ったじゃん、携帯出ねえし」

「マナーにしてるから気づかなかった、悪い、朝駅入る前に高島と話しながらいてそのまま一番前に乗っちまった」

「ごめんね、矢野くん」

「高島のせいじゃないよ、和翔が悪い」

「昼飯おごるから許せ」

「許す!」

「お前らも行く?」

「でも穂乃が来るかもだよ?」

「じゃあ、いい」

篤志が言った

「ホントに引いてんだ(笑)」

「お前も、内谷といたじゃん」

「いたけど、ついていけなくなったの」

「夜も出歩いてたし……」

「あれも親がいない時は何か買って帰るの、習い事してるから、あの日は穂乃に誘われたからだから、一回しかいってないし、私のこと穂乃と一緒にしないでよ」

「ち、ちょっと絵里」