出来ない努力はしないことだな。
なんだか、おかしなタイトルかも知れませんが、これ、障害者には、大事なことなんだと思うようになりました。出来ないことは努力して直したり、克服させようとしたりしますけど。そういうことは、やめた方がよいのが、今の私の意見です。出来ない努力をして周りに迷惑をかけたり、周りのひとを悲しませたりしたら、やっぱり嫌ですもの。私も、いろいろと克服しようとか、やってみましたが、この十年間、達成したことは、一度もなく、迷惑をかけることが増えてしまったように思います。
努力するのが格好悪いとか、そういっているのではありません。もちろん必要なときもあります。ただ、そのせいで、周りの人まで不幸にしてしまうなら、やめた方がよいといっているのです。それは、逃げて格好悪いと言うわけではないことにも気がつきました。逃げてしまえば、大がかりなトラブルも起こらずにすみます。障害者にとって、与えられることは、トラブルを起こさないことくらいしか、実質的にないのです。それは、考えてくれれば何となくわかるのではないでしょうか。ほかに、精神に障害のある人ができることは、ありますか?
だから、もう出来ないことに努力するのはやめた方がよいでしょう。過去のことも未来のことも持ち出すのはやめましょう。現在起きていることに、何ができるかを考えることだけに、できるだけトラブルや迷惑を起こさないことに集中しましょう。逆を言えば、人間にできることは、それくらいしかないのですから。