暗いあとに
前回は、非常に悲しい話になってしまったので、反省しています。まあ確かに、生きているのにあまり意味が感じられないのは事実ではありますが、拒否してしまうのは間違いであると思いなおしました。すみません。
今日は、昨日に比べたら、体調は少し良くなりました。昨日は一日中寝ていたけど、今日は痛みも少し取れて、散歩ができるようになったため、イオンタウンまで少し足を延ばしました。
イオンでは本当にいろんなものが売っていて、自身で食べ物を作る必要はどこにもなく、その気になれば、百円玉一つで野菜が買えたりします。
すごいなと思いました。
わたしも、趣味的になんだけど祖父や父が畑をやっていて、体が動くときは手伝ったりしたこともあったから、食べ物を作ることについては、ほんの少し知ってます。まあ、本当に猫の額くらいの狭い畑ですけど。
それでも、野菜を作ると言いますのは、並大抵なことじゃないなあと、今更ながら思い出したりしていました。例えば、ホウレンソウ一つ作るのだってものすごく時間がかかるわけで、それが九十八円で売れてしまうのは、何か、もったいないというか、ホウレンソウがかわいそうな気がしたこともありました。
本当に気軽に、物が買えるけれども、裏ではいろんなものが流れていて、それを手にして初めて「食べる」わけですから、食べ物は本当に、いろんなものを背負ってきてこちらに届くことをひっくるめた言葉が「いただきます」だと思う。これを省略してしまうのは、やっぱりいけない。
ところが、人間はどうなんでしょうね。野菜と違い、すべてのものをありがたく「いただきます」ということができません。あの人はいい、あの人は悪い、あの人は嫌だ、そんな前書きが必ずついてきて、絶対すべての者に対して同じ言葉を言うことはできないでしょう。それに応じて、よい人、悪い人、偉い人、ダメな人、などの区別ができ、野菜のようにみな同じ九十八円という肩書がもらえるわけでもありません。私も含めてそうなんですが、
人間も、すべての事例に対して「いただきます」ということができたら、世界平和なんてすぐそこに、なんて考えたりもしたこともありました。
だって、野菜を作るよりも、人間をつくるほうがもっと大変。
なぜか。それは「よい人を作らなければいけない」というルールが設けられているから。
でも、それを達成するための方法がなく多種多様に作るのですが。