彼女は病院の一室で目覚めた。


頭がふらふらする。


此処は何処なんだろうと、誰かに聞きたくなった彼女を制したのは彼の言葉だった。

「私の家にこないか」


彼女は副支配人が声を発した事だけを理解した。だから聞う。

「すみません。すみません。」

「ですが一体何の事を言ってるのですか?」全然意味がわかりません。
と言う彼女



「私の家の掃除をしてくれたら、君は餓死する事も無くなる」「つまりだ」

彼は冷静な普段と違って顔の血管の循環が高速し汗だくになるくらい真っ赤になる。

「君さえ良ければ、もし本当に君さえ良ければ…」
「結婚してくれないか」



「同じ職場を愛する仲間の君に、私は負けたくない」
だからこれは私の「卑怯な策」なのだと言う。
君が寝たきりになるのだったら、私が家事もする。別に私には何の負担もかからない。だから…


「君には悪いが私専属の仕事を」


唖然とする彼女。
元々体が悪すぎるのだ。また倒れるかもしれない。でも…





そんなXmasな話