「三好さん。課の共有のキャビネットを私物化しないでください」学歴がやや彼女より劣らない正社員の後輩が言う。

三好さんは激辛の課長の支持のあつい頑張る派遣さんだ。

ただ、直属の上司でない課長を優先するあまり、多すぎて覚えられない過去の書類を、みながら、それをマニュアルの様に業務。だから、課の共有キャビネットを我が物として使っている。

「5S(そんなの仕事じゃないでしょ)後で」

と、課長の覚えがよい彼女に甘い課長にも、その社員は困らされてる。このささやかで大切な課題が別の部署では本気で、トレサビリティーとして重要課題なのだが、彼女は知らない様だ。