「まず、いつから避けられ出したっけ?」

「ちょうど1週間前」

「1週間前って.......うちで遊んだよね?」

「うん」




1週間前の土曜日、4人で咲希の家で遊んでいた。
何をするわけでもなく、お菓子をつまみながらゲームをしたり、他愛もない話をしたり、くつろぎながら過ごしていた。


途中までは普通だった。
様子がおかしいと感じたのは、追加のお菓子の買い出しから帰ってきたとき。




「ジャンケンに勝ったあたしと涼太が家に残って、梨花と悠馬が買い出しに行ったんだよね?」

「そうだったな。咲希がアイス食べたいって駄々こねるから」

「あはは、ごめんごめん」




つられて笑ったとき、悠馬と目が合った。
ドキッと心臓が跳ねた。


そうだ、あのとき.......悠馬に告白らしきものをされたんだ。