「いらっしゃいませ」
お店の中に入ると、松岡店長が僕を待合室までいつもどおり案内する。
「申し訳ございません。利恵は、まだお休みなんです」
何度も店に通っているからか顔を覚えられたのだろう、僕が美希さんの客だということを知ってくれていた。
「いえ、今日は違うのです」と、僕は断った。
「え、じゃどなたでしょう?」
松岡店長が目を丸くして、ていねいな口調で僕に訊ねた。
「坂口かなさんは、今日来てますか?」
あのインターネットの掲示板に書かれていたことを信じているつもりはなかったが、僕は目の前にいる松岡店長に低い声で訊いた。
「はい、来ております」
すんなりと、松岡店長が答えた。
ーーーーーーどうやら、あの掲示板サイトはほんとうらしい。全部とは言えないが………。
「じゃ、坂口かなさんで」
「ありがとうございます」
僕は料金、一万五千円を松岡店長に支払った。
お店の中に入ると、松岡店長が僕を待合室までいつもどおり案内する。
「申し訳ございません。利恵は、まだお休みなんです」
何度も店に通っているからか顔を覚えられたのだろう、僕が美希さんの客だということを知ってくれていた。
「いえ、今日は違うのです」と、僕は断った。
「え、じゃどなたでしょう?」
松岡店長が目を丸くして、ていねいな口調で僕に訊ねた。
「坂口かなさんは、今日来てますか?」
あのインターネットの掲示板に書かれていたことを信じているつもりはなかったが、僕は目の前にいる松岡店長に低い声で訊いた。
「はい、来ております」
すんなりと、松岡店長が答えた。
ーーーーーーどうやら、あの掲示板サイトはほんとうらしい。全部とは言えないが………。
「じゃ、坂口かなさんで」
「ありがとうございます」
僕は料金、一万五千円を松岡店長に支払った。