「外は、こんなに暑いのに………」

そう呟いたが、僕の心は寒かった。

「はぁ」

口からため息を漏らし、頭の中で美希さんのいない学校生活を振り返った。

友梨と裕也とは別になかよくするつもりはなかったが、向こうから話してきた。そのせいで、裕也たちとは話すぐらいの関係になってしまった。

ーーーーーー裕也とは、美希さんのことを思って話したくないのに………。

僕は複雑な気持ちを抱きながら、液晶画面を人差し指でスクロールした。

「ん!」

画面をスクロールすると、掲示板と表示された項目が僕の目に映った。

「掲示板………?」

僕は眉間にしわを寄せて、インターネット掲示板サイトをタッチした。

『坂口かな、今日出勤してるwww匿名』

『そいつ、男子大学生に被害受けた女子大生やろwww匿名』

『あれだけ被害受けたけれど、やっぱりこの仕事やめれないだろうなwww匿名』

『行きたいけど、外に出たくない。暑いwww匿名』

『それ以前に、金がないwww匿名』

『こんな不景気では、遊ぶ金がないwww匿名』

画面スクロールして閲覧して見ると、たくさんの書き込みがネットの掲示板サイトに書き込まれていた。