「俺は、梢が好きなんだ。だから、そんなの関係ないよ」

ーーーーーードクッ。

優太がやさしいことは知っていたが、私のすべてを受け入れてくれる彼に、恋愛感情がますます肥大化する。

ーーーーーー優太。私も、すべてを受け入れてくれる、君が好きだよ。

彼からの告白はこれで二回目だったが、一回目のときと比較してもよろこびは大きかった。

「私も、やさしい優太が好き」

私はうるんだ瞳で、彼に想いをぶつけた。

「ほんとうか!」

優太はうれしそうな顔をして、私を見た。

このうれしそうな彼の表情も、私の記憶にはしっかりと残っている。

「うん、ほんとうだよ」

「梢、大好きだ」

そう言った優太の頬が、かすかに赤くなったのがわかった。

ーーーーーードクッ。

また、私の心臓がドクンと跳ねた。

優太ともう一度両想いになれて、私はうれしかった。