「なんだと!」

神様は怒り声を上げながら、鋭い目で私をにらんだ。

「私は、お前を幸せにするために協力してやってるんだぞ!お前は、一回死んでるんだぞ!わかってるのか?」

「わ、わかってるわよ。そんなこと………」

神様に強い口調でそう注意されて、私の語尾が小さくなった。

「べつに、お前がタイムリープしたかったらしたらいいさ。でも、どんな人生でも、一回は辛いことや悲しいことはある」

瞳に強い意志を宿した神様は、私をまっすぐ見つめてはっきりと言った。

「えっ!」

それを聞いて、私の口から不安そうな声が漏れた。

「最初も言ったが、タイムリープは無限にできるわけじゃない。数に限りがある」

「わかってるよ、そんなこと」

そう反論した私だが、そう言えばそうだったなぁと思った。