あらすじ
夫婦になったふたり。妻は夫に不満を抱えていた。最近帰りが遅く家でご飯を食べない。
もしかして浮気?なんて疑っているが聞くことさえ出来ず言いたいことも言えず夫婦という関係がよく分からなくなっていた。
そんなある日の朝、夫に大学ノートを渡される。大学ノートの表紙にはノートの説明を書いた黄色い付箋が貼られていた。内容は学生時代の思い出や赤裸々に綴られた隠していた気持ちが書かれているラブレターだった。
ノートを読み終えてある違和感に気づいた妻。
変なところで改行されている文章や表紙に貼られていたものと同じ付箋がノートの中からも出てきた。
その付箋にはノートの文章の頭文字だけを繋げて読めという指令が。
夫の綴ったラブレターの頭文字だけを読むとそれもまた妻に当てたラブレターになっていた。
口下手な夫からのラブレターに妻も返事を返す。
この日はちょうどふたりの結婚記念日だった。
妻は夫婦の大切さを再認識する。