18時ーー
待ち合わせ場所に行くと、
クラスメイトの女子と男子が3人ずつくらいで待っていた。
まだ平塚くんと宮はいないみたい。
「やっほー!」
結が元気よく挨拶すると、
女子たちが手をふり返してくれた。
「結。高山さん。おはよ!
浴衣かわいい~!」
「ありがと…。」
なんか照れるな…。
「ていうか!高山さん!」
「へ?」
顔を上げると、目の前には2年生で初めて同じクラスになった女の子。
たしか山田さん。
「めっちゃ可愛いんだね!」
「え、いや、そんなことないよ!」
「いやいや!ビックリしたもん。
いつも顔色悪くて、髪も自然派と言うか…」
「アハハ…
これは結がやってくれたの。
化粧してるからだよ。」
「化粧だけでそんなに変わらないって!
いいなぁ、かわいいなぁ!」
なんだか褒め方が直球すぎて、
お世辞じゃないって分かる。
「ありがとう、山田さん。」
「山田さんなんてやめてよ!
京子って呼んで!私も円でいい?」
「うん。」
早速友達が増えちゃった…!
嬉しい!