そして、行為をした後、

あたしは、下着を履き、ストッキングを履いた。

新見さんも、ベルトを閉めネクタイを締めた。

「…そろそろ出るか。」

「…そうですね。」

そして甘い時間は過ぎ、あたし達は通常業務に戻る。

上司と部下として。

「A24ファイルこっちだよな。」

「そうです。」

再び苦い時間に戻る。

「ありがとう、葛城のおかげで助かったよ。」

「いえ、見つかって良かったです。」

そしてあたし達は保管庫を出た。