ガチャン

ドアに入った瞬間新見さんはあたしを壁に追いやり股を自分の足でねじ伏せこんできた。

「…どうしたんですか?」

普段はこんな事しないのに。

股に新見さんの太ももが入ってきて逃げられない。

「新見さ…んっ…。あ…っふ」

右に首を動かし、舌を絡め、今度は左に首を動かしてきた。

ぐちゅぐちゅと唾液の音とあたしの口に舌がのめり込んできたのが分かる。

「ハア…っハア…っ。新見さ…」

そして、唇を離された瞬間新見さんは口を開いた。

「…さっきあいつの事見てたろ?」

嫉妬するような目であたしを見つめる。

「えっ…。」

「炭谷の事気になるのか…?」

…そんな訳ないじゃない。

あたしはあなたに夢中なのに。

先に意地悪を言ったのはあなたの癖に。

こうゆう時新見さんは独占欲が強い。