この先あたしはこのままずっと宗太郎さんと曖昧な関係を続けるのだろう。

そして飽きられたらあたしはまた捨てられる。

そしてあたしはまた一人になる。

そう分かってるのは目に見えてる。

あたしだって、ずっとこのままの関係が良くないのも分かってる。

出来ることなら、宗太郎さんを忘れたい。

なのにあたしはまだ蜘蛛糸にかかる蝶のように動けなくなる。

でもこの罠はあたしが自分からハマったんだ…。

その時

ブブ

スマホのバイブが鳴った。