あたしは、これまでの事を思い出していた。

今ももう、あたしは一人ぼっちだ。

でもあたしの身体にはまだ宗太郎さんに抱かれた感覚が残ってる。

側に居なくてもいい…。

温もりさえあれば…。

なんて思っているけど本当は寂しい。

ずっとずっと側に居て欲しい…。

でもそんな事出来ないのも分かってる…。

だからあたしは身体だけの関係でいい。

…なんて自分に言い聞かせてる。