「ふーお腹空いたな。葛城好きなの食えよ。」

「え！？」

「俺が誘ったんだから当然だろ？」

「いや、そんな…。」

「あのな、こうゆうときは遠慮しなくて良いから。好きなの食え。葛城は少し細すぎだ。…って今のセクハラじゃないからな！？」

…この人はあたしを見てくれているんだ。

「俺はこれにしよ。ハンバーグ。

葛城は決まった？」

「…私はオムライスで。」

「おし、了解。」

そして新見さんはボタンを押し注文してくれた。

そしてしばらくしてハンバーグとオムライスが来た。

「お待たせしましたー。」

「おー旨そう。ほら、葛城も食えよ。」

どうしてこの人はあたしと一緒にいてくれるんだろう…。

「早くしないと冷めるぞー！」

「…頂きます。」

そしてあたしは、オムライスを一口口に入れた。

「…どうだ？」

何だろう。

何だか良くわからないけどとてつもなく美味しい…。

味なのか…。

違う…。

「葛城？」

誰かと食べるから美味しいんだ。