そしてあたしは、初めての夜を迎えた。

「はい。」

「え?」

「君未成年でしょ?今回だけだから。こうゆうことはあまり良くないよ。

じゃあね。」

そう言ってその男は、あたしに金を渡して出ていった。

違う

あたしはお金が欲しいんじゃない…。

だけどあたしはあの温もりが欲しくなり、

寂しさを紛らわす為に毎晩毎晩色んな男と身体を重ねた。

「あっ…。」

「よいね舞ちゃん。今のー」

身体を重ねては重ねては寂しさを紛らわせると思ってた。

だけど…。

「またね。」

そう言われるたびにあたしはまた一人ぼっちになっていた。

でも…寂しいなんて決して口に出さなかった。