お兄ちゃんがあたしの腕を掴んだ。

「…お兄ちゃん?離して…。」

…痛い。

すごく強く掴んでる。

「…舞に会ってから僕はおかしい。」

「…え?」

何その目。

「…ずっと妹にしか見てなかった筈なのに。」

「…お兄ちゃん?」

その時お兄ちゃんは私を引っ張り

「痛い!お兄ちゃん離して!」

ドサ

そして両腕を掴み、ソファに押し倒した。

「お兄ちゃん!」

見事あたしの身体にお兄ちゃんの身体が上に重なってあたしは身動きが取れなかった。

「や、やだ!」

「舞…!舞はその子と付き合うのか!?」

「何…言ってるの…!?そんな訳ないでしょ…!ねえ、やめてこんなの。」

兄妹なのにこんなの間違ってる。

「…嫌だ。いずれ舞は僕から離れるんだろ!?そんなの…させない!!」

その時、お兄ちゃんの唇があたしの唇に重なった。

「!?んんっ!」

その時あたしの口にヌルッとした物が入ってきた。

(…これ。舌!?)

「んふぅ…っ。」

そしてお兄ちゃんの唇が離れた。

「…ハアハアっ…。お兄ちゃん。何で…。」

「僕は…!舞の事が好きなんだ…!」

お兄ちゃんがあたしを好き…?

「妹としてじゃない。

女として舞が好きなんだ…!

舞は誰にも渡さない。」

その時お兄ちゃんがあたしの着ていたパーカーのジッパーを開けた。

そして着ていたtシャツの中に手が入ってきた。

「誰にも舞を触れさせない!」

「や、やめて!」

その時