父と秀一さんの会社はうまく行っていた。

が…。

そんなのも長く続かなかった。

どんどん赤字続きになっていった。

「おい!葛城さんどうなってるんだこれは!」

突然新山建設の社長がウチの工場に押し掛けてきた。

「どうしたんです!新山社長!」

「あんたの所のネジ…これ不良品ばかりじゃないのか!?」