「舞!由美子!聞いてくれ!父さんな、
事業を始める事にしたんだ!」



「事業!?」



「真さん本当なの!?」



「ああ!友人の秀くんに誘われてな!」



秀くんはお父さんの高校の友人


佐々木秀一さんだ。


あたしも何度か会ったけど、
秀一さんは本当に優しくて、
あたしを娘のように可愛がってくれた。
本当に優しくて大好きだった。


それに頭も良い。

秀一さんなら、あたしも信用していた。

…筈だった。