「うわ、まじで? 穂香の作るお菓子美味いんだよなぁ!」


有馬はそう言い、さっそく袋から取り出している。


「えっと……ありがとう」


おずおずと穂香へそう言う。


「どういたしまして」


高校に入学してからこんな風に手作りお菓子を貰ったことがないので、新鮮な気分だった。


袋を開けると甘い香りがフワリと漂ってきて食欲をそそった。


「いただきます」


そう言ってひと口かじる。


フワリとした触感にほどよい甘みが広がって行く。


「おいしい……!」


「あはは、菜々花大げさ」


穂香はそう言いながらも嬉しそうだ。