健太がついさっきまで立っていた場所には金色の光が満ちていて、よく見てみるとそれは夕日の輝きだった。


「消えた……?」


有馬が小さく呟いたそのときだった。


ガチャッと音がして屋上のドアが開かれた。

6人全員がハッと息を飲んで振り返る。



そこに立っていたのは、工藤先生だった……。