グルグルとそんなことを考えている間に、あっという間に屋上への入り口にやってきていた。
ノブに手を伸ばす前に、少ししゃがんで呼吸を整えた。
ここまで、一気に階段を駆け上がって来たのは初めてかもしれない。
そんなに青空クラスが恋しかったのかと思い、自分で自分がおかしく感じられた。
ようやく落ち着いて立ち上がり、ドアノブに手をかける。
屋上へのドアを開くと、そこにはみんなの笑顔が待っていた。
「お帰り菜々花!」
そう言ってあたしに手を振っている穂香。
「すごいね! 放課後まで教室にいるなんて!」
驚いた声をあげるみゆな。
「ほんと、尊敬するよ」
有馬と源太もあたしへ向けて拍手してくれている。
そして、健太も……。
「さすが菜々花」
と、どこか寂し気な表情でほほ笑んだ。
ノブに手を伸ばす前に、少ししゃがんで呼吸を整えた。
ここまで、一気に階段を駆け上がって来たのは初めてかもしれない。
そんなに青空クラスが恋しかったのかと思い、自分で自分がおかしく感じられた。
ようやく落ち着いて立ち上がり、ドアノブに手をかける。
屋上へのドアを開くと、そこにはみんなの笑顔が待っていた。
「お帰り菜々花!」
そう言ってあたしに手を振っている穂香。
「すごいね! 放課後まで教室にいるなんて!」
驚いた声をあげるみゆな。
「ほんと、尊敬するよ」
有馬と源太もあたしへ向けて拍手してくれている。
そして、健太も……。
「さすが菜々花」
と、どこか寂し気な表情でほほ笑んだ。