相手が栞奈や美月じゃなかったことで、油断していたのだ。
あたしが小さな倉庫へ入るや否や、クラスメートたちは扉の鍵を閉めてしまったのだ。
慌てて扉を開けようとしても、もう遅かった。
先生は体育館から出て行ってしまった後で、クラスメートたちの笑い声も遠ざかって行った。
あたしは1人、壊れた道具たちと一緒にここに取り残されてしまったというわけだった。
幸いにも、次の授業時間も体育館が使われているようなので、こうして授業が終わるのを大人しく待っているところだった。
小さな窓が1つだけの倉庫内は薄暗く、埃っぽい。
地面に直接座っていると、ヒヤリと冷たさを感じた。
今が7月でよかった。
これが冬だと耐えがたい寒さだったろう。
あたしが小さな倉庫へ入るや否や、クラスメートたちは扉の鍵を閉めてしまったのだ。
慌てて扉を開けようとしても、もう遅かった。
先生は体育館から出て行ってしまった後で、クラスメートたちの笑い声も遠ざかって行った。
あたしは1人、壊れた道具たちと一緒にここに取り残されてしまったというわけだった。
幸いにも、次の授業時間も体育館が使われているようなので、こうして授業が終わるのを大人しく待っているところだった。
小さな窓が1つだけの倉庫内は薄暗く、埃っぽい。
地面に直接座っていると、ヒヤリと冷たさを感じた。
今が7月でよかった。
これが冬だと耐えがたい寒さだったろう。