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この日は工藤先生が青空クラスに来る日だった。
先生が屋上へやって来る前に、穂香、みゆな、有馬、源太の4人も揃っていた。
全員がそろうタイミングは、工藤先生の授業がある日なのだということも、だんだん見えて来た。
「今日はなんの授業ですか?」
ビニールシートに座り、みゆなが工藤先生へ向けてそう聞いた。
「今日は……1日だけ頑張って教室で勉強することを課題にする」
工藤先生の言葉に、一瞬全員が黙り込んでいた。
みんな目を丸くして工藤先生を見ている。
工藤先生がそんな風に言うなんて、初めてのことだった。
「ここにいるなってことですか?」
あたしはそう質問をしていた。
この青空クラスはみんなにとって、あたしにとって、大切な教室だ。
この日は工藤先生が青空クラスに来る日だった。
先生が屋上へやって来る前に、穂香、みゆな、有馬、源太の4人も揃っていた。
全員がそろうタイミングは、工藤先生の授業がある日なのだということも、だんだん見えて来た。
「今日はなんの授業ですか?」
ビニールシートに座り、みゆなが工藤先生へ向けてそう聞いた。
「今日は……1日だけ頑張って教室で勉強することを課題にする」
工藤先生の言葉に、一瞬全員が黙り込んでいた。
みんな目を丸くして工藤先生を見ている。
工藤先生がそんな風に言うなんて、初めてのことだった。
「ここにいるなってことですか?」
あたしはそう質問をしていた。
この青空クラスはみんなにとって、あたしにとって、大切な教室だ。