そう思うと、途端に妙な汗が背中が流れ始めた。


「おぉ~、今日は新人がいるのか」


不意にドアの方からそんな声が聞こえてきて、振り向いた。


そこに立っていたのは相談室にいる男の先生だった。


名前は工藤先生と言う。


「工藤先生……えっと、あの……」


「どうした? 君は確か1年の……」


「枝松です」


あたしはそう言って頭を下げた。


「あの、新入りって……?」


先生がさっき言った言葉の意味が気になり、そう聞いてみた。


「ここは青空クラスだ。君は新人りだろう?」


「青空クラス……?」


あたしは小首をかしげて健太を見た。