しまったな。朝から反省しきりだ。ずっとリコのことを考えていて、次第にリコとの馴れ初めから、初めてリコの部屋に入った日のことにまで思いを馳せていた。
詩織の娘だと言う信じられない告白。詩織の失踪の真実は、彼女の苛烈な運命を僕の目に入らないように目隠しするためのものだった。信じたくないのに、詩織の日記まで用意されていた。
どうして彼女は僕に真実を知られることを恐れたのだろう。今でもそれだけが悔いが残る。軽蔑なんてするはずもないのに。詩織が世界で一番大切な存在であることに間違いはないのに。
詩織の娘だと言う信じられない告白。詩織の失踪の真実は、彼女の苛烈な運命を僕の目に入らないように目隠しするためのものだった。信じたくないのに、詩織の日記まで用意されていた。
どうして彼女は僕に真実を知られることを恐れたのだろう。今でもそれだけが悔いが残る。軽蔑なんてするはずもないのに。詩織が世界で一番大切な存在であることに間違いはないのに。


